データを社外に預けない選択肢

社内のやり取りを、
自社のサーバーの中で。

チャンネル、DM、スレッド、ファイル共有、全文検索、AIアシスタント。普段のビジネスチャットに必要な機能はそのままに、データの置き場所を自社で決められる社内コミュニケーション基盤を開発します。

Slack同等のUIと操作感自社サーバー/専用サーバーで運用ワークスペース単位で完全分離招待制・総当たり対策を実装済み
社内チャットツールの画面

社内チャットは、いまやメール以上に業務の中心にあります。だからこそ、そこに流れる情報は会社の中でもっとも生々しい。顧客名、金額、人事の話、トラブルの経緯。それらが全部、社外のサービスに保存されているという状態が、業種によっては問題になります。

TIFFINが開発しているのは、Slackとほぼ同じ使い勝手を持ちながら、データの置き場所を自社で決められる社内チャットです。実際に自社の業務で使っており、⌘Kのクイックスイッチャー、アクティビティ(自分宛のメンション・リアクション・スレッド返信の一覧)、スレッド、ピン留め、後で読む、ファイル共有、全文検索といった、実際のSlackと比較して調整した機能を備えています。

技術的には、外部依存をほとんど持たない構成を選んでいます。素のNode.jsと組み込みのSQLite、そしてSSE(Server-Sent Events)によるリアルタイム配信。フレームワークやライブラリのバージョン追従に振り回されず、長期間安定して動かすための選択です。

一般的なSaaS型チャットとの違い

同じ「社内チャット」でも、データの置き場所と課金の仕組みが根本的に違います。

比較する項目一般的なSaaS型TIFFINの自社サーバー型
データの置き場所提供会社のクラウド上自社サーバー/専用サーバーを選べる
費用の考え方1人あたり月額(増員するほど増える)人数課金なし。サーバー費用のみ
過去ログの閲覧無料枠では一定期間より前が見えない全期間そのまま検索できる
仕様変更・値上げ提供会社の都合で変わる自社の判断で維持・更新できる
社内システムとの連携公開APIの範囲内見積・勤怠など自社システムと直接つなげる
退職者・異動の扱いアカウント課金と紐づく権限だけ切り替え、記録は社内に残る

※ SaaS型が悪いという話ではありません。人数が少なく、扱う情報が社外にあっても問題ない場合は既製サービスで十分です。

ISSUES

社内チャットの悩み

機能ではなく、置き場所と費用と運用の話です。

社外SaaSに社内情報を置けない

顧客情報や図面が日常的に飛び交うため、社外サービスへの保存が社内規程やお客様との契約に抵触する。

人数が増えるほど費用が上がる

1人あたり月額の課金体系のため、パート・アルバイトを含めると費用が現実的でない。

過去のやり取りが見えなくなる

無料プランの制限で、過去のメッセージが遡れない。判断の経緯が消えてしまう。

協力会社を入れると情報が混ざる

外部の人をどこまで招くかの線引きが難しく、結局メールに戻っている。

サービスの仕様変更に振り回される

料金体系やUIが突然変わる。自社の運用ルールを作り直すことになる。

業務システムとつながらない

受注や問い合わせの通知を、いちいち人が転記して共有している。

SERVICE

実装している機能

実際に動いているものを掲載しています。ご要望に応じて追加開発します。

01チャンネル・DM・スレッド

日常のやり取りに必要な基本機能です。実際のSlackと比較しながら操作感を調整しています。

  • 公開/非公開チャンネル
  • ダイレクトメッセージ・グループDM
  • スレッド返信
  • ピン留め・後で読む
02検索とナビゲーション

過去のやり取りにすぐ辿り着けることが、チャットの価値を決めます。

  • ⌘K クイックスイッチャー
  • メッセージ・ファイルの全文検索
  • アクティビティ(自分宛の一覧)
  • チャンネル横断の絞り込み
03ワークスペース分離

1台のサーバーで複数の会社・チームを収容できます。データは完全に分かれます。

  • ユーザー・チャンネル・DM・検索をすべて分離
  • ワークスペースごとの管理者
  • 参加は招待リンク経由のみ(自由登録不可)
  • 招待リンクの有効期限・失効管理
04セキュリティ

社内利用を前提とした保護を実装しています。

  • パスワードは scrypt でハッシュ化
  • HttpOnly / SameSite Cookie によるセッション
  • 同一IP+ユーザー名の連続失敗で一時ロック
  • 添付ファイルの閲覧にも認証必須
05AIアシスタント

チャットの中でそのままAIに聞ける状態にします。ワークスペースごとに参照範囲が分かれます。

  • チャンネル内容の要約
  • 社内資料への質問(RAG連携)
  • 下書きの作成支援
  • 参照範囲のテナント分離
06業務システム連携

受注・問い合わせ・アラートを自動でチャンネルに流します。

  • 業務システムからの自動投稿
  • 監視アラートの通知
  • 案件ごとのチャンネル自動作成
  • カンバン形式の案件ボード

ENGINEERING

開発の中身 — 長く安定して動かすための選択

社内インフラは、派手さより「10年壊れないこと」が価値です。

A社ワークスペース #general / #案件管理 / DMメンバー・権限・招待リンクファイル・ピン留め・スレッド全文検索(自社データのみ)AIアシスタント(社内文脈) 他社のデータは一切見えない(ユーザー・チャンネル・検索・配信すべて分離) B社ワークスペース 同じ機能・完全に別のデータ管理者は自社分だけを管理参加は招待リンク経由のみ自由登録は不可ワークスペース名も自由 サーバー(自社/専用) 依存の少ない構成で長く動かすSSEでリアルタイム配信パスワードは scrypt ハッシュHttpOnly / SameSite Cookie総当たり対策・添付は認証必須 社外SaaSにデータを預けたくない組織のための自社設置型 1台のサーバーで複数の会社・チームを収容できます(テナントごとに完全分離)。
1台のサーバーに複数のワークスペースを収容し、テナント間はデータ・検索・配信すべてを分離します。

実装で押さえていること

  1. 依存を最小限にする

    素のNode.jsと組み込みSQLite、SSEによる配信という構成を選んでいます。外部ライブラリが多いほど、脆弱性対応とバージョン追従の負担が増え続けます。社内インフラは長期間動かすものなので、最初から依存を減らしておくほうが結果的に安く済みます。

  2. リアルタイム配信はSSEで十分

    チャットというと WebSocket を想起しますが、サーバーからクライアントへの一方向配信であればSSEで足ります。プロキシやファイアウォールとの相性がよく、再接続も自動で行われるため、社内ネットワーク環境での安定性が高くなります。

  3. テナント分離をデータ層で行う

    ワークスペースの分離を画面上のフィルタで実現すると、いつか必ず漏れます。ユーザー、チャンネル、DM、検索、リアルタイム配信のすべてをデータ層でテナント単位に分離し、他社のデータが構造的に取得できないようにしています。

  4. 登録は招待制のみ

    自由登録を許すと、社内ツールとしては成立しません。参加はワークスペース管理者が発行する招待リンク経由のみとし、有効期限(7日/30日/無期限)と失効操作を用意しています。

  5. 検索の入力を安全に扱う

    全文検索でユーザー入力をそのままクエリに渡すと、ワイルドカード文字(% や _)で意図しない検索が走ります。エスケープ処理を入れ、検索が重くなったり他の情報が引けたりしないようにしています。

  6. バックアップと持ち出し

    自社設置型で最も重要なのは、データを自分で守れることです。日次バックアップの仕組みと、必要に応じて全データを書き出せる手段を用意します。ベンダーロックインを作らないことも設計方針のひとつです。

技術スタックと構成

サーバーNode.js(素の実装/外部フレームワーク非依存)、node:sqlite(組み込みSQLite)。PostgreSQLへの切り替えも可能です。
リアルタイムSSE(Server-Sent Events) によるメッセージ配信。再接続とイベントIDによる取りこぼし防止。
認証scrypt によるパスワードハッシュ、HttpOnly / SameSite=Lax Cookie(30日ローリング)、ログイン試行の制限。
ファイルアップロードディレクトリへの保存と認証必須の配信。画像はサムネイル生成。
AIAnthropic Claude ほかのLLM連携。RAGによる社内資料参照に対応。テナントごとに参照範囲を制御。
設置社内サーバー、専用サーバー、クラウド(Railway/AWS等)のいずれにも設置可能。

既存のチャットからの移行や、特定の機能だけ足す形でのご相談も可能です。まず自社の要件に合うかどうかを、デモをご覧いただきながら判断してください。

WORKS

開発したツール

実際に自社で日常的に使っているものです。

社内チャットツールの画面
社内コミュニケーションSlackとほぼ同機能の自社設置型チャット

チャンネル、DM、スレッド、ファイル、ピン留め、⌘Kクイックスイッチャー、アクティビティ、全文検索、AIアシスタント、案件ボードまでを実装。デザインは自社のコーポレートカラーに合わせて調整しました。マルチテナント対応で、1台のサーバーに複数の会社を収容できます。

構成 素のNode.js+組み込みSQLite+SSE(依存ゼロ)
運用 招待制・scryptハッシュ・総当たり対策
業務システムのダッシュボード
業務システム連携業務システムからの通知をチャットに流す

新しい問い合わせ、契約の成立、要対応の抽出結果などを、業務システム側から自動でチャンネルへ投稿できます。人が転記して共有する必要がなくなり、気づくのが早くなります。

連携 業務システム → チャットへの自動投稿
設計 案件ごとのチャンネル自動作成も可能

導入事例の一覧を見る →

FLOW

ご相談から運用開始までの流れ

最初のご相談から納品後の改修まで、同じ担当が一貫して伴走します。

1
要件の確認

利用人数、社外メンバーの扱い、データの置き場所の要件、既存ツールからの移行有無を確認します。

2
デモの確認

実際に動いているものを触っていただき、必要な機能・不要な機能を判断していただきます。

3
環境の決定

社内サーバーか、専用サーバーか、クラウドか。バックアップ方針とあわせて決めます。

4
カスタマイズ・構築

必要な追加機能、コーポレートカラーへの調整、業務システム連携を実装します。

5
試験運用

一部の部署から使い始め、運用ルール(チャンネルの作り方、通知設定)を固めます。

6
全社展開・保守

全体に広げ、以後の保守・機能追加を継続対応します。

PRICE

費用の考え方

人数課金ではないため、利用者が増えても費用は変わりません。

標準構築

120万円

チャット機能一式の構築と設置。コーポレートカラーへの調整、初期設定、管理者向けの説明を含みます。

業務連携込み

200万円

既存の業務システムとの連携、AIアシスタントの組み込み、独自機能の追加を含む構成。

保守・改修

月額3万円

サーバー監視、バックアップ確認、障害対応、軽微な機能追加を含む継続サポート。

※ サーバー費用が別途かかります(クラウドの場合、月額数千円〜)。人数による追加課金はありません。

FAQ

よくあるご質問

ここに載っていないことも、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

Slackから移行できますか?

新しい環境での運用開始を基本としています。過去ログの移行についてはエクスポート形式によって可否が変わるため、個別にご相談ください。

社外の協力会社を入れられますか?

可能です。招待リンクによる参加制御と、チャンネル単位の公開範囲設定で、見せる範囲をコントロールできます。完全に分けたい場合は、別ワークスペースとして収容することもできます。

スマホでも使えますか?

ブラウザから利用できます。スマホでの表示に対応しており、ホーム画面に追加してアプリのように使うこともできます。

何人まで使えますか?

人数による課金がないため、パート・アルバイトを含めた全社員に配布できます。サーバーの規模は想定同時接続数から選定します。

データのバックアップはどうなりますか?

日次バックアップの仕組みを構築時に組み込みます。自社設置のため、バックアップ先も自社で指定できます。

AIアシスタントは必須ですか?

任意です。不要であれば外せますし、後から追加することもできます。社内資料を参照させるRAG構成にすることも可能です。

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開発の中身 — 置き場所と権限から設計する

社内チャットは機能より、「どの情報をどこに置き、誰が見られるか」を決めることが本体です。

移行前に整理すること部署・チームの構成いま使っているメール・LINE共有フォルダの資料見せてよい範囲のルール退職・異動時の運用基盤の構築自社サーバーに構築人数課金なしで運用チャンネル設計業務単位に整理して移行過去のやり取りも保全運用・権限管理部署ごとの閲覧権限検索でたどれる状態に必要ならAIで要約成果 — 現場で起きること使い方に合わせて調整 → 探す時間が減る → 引き継ぎが楽になる
データの置き場所を自社で決められるので、外部サービスの仕様変更や値上げに振り回されません。

まずは実際の画面をご覧ください

動いているものをお見せしながら、御社の要件に合うかどうかを判断いただけます。
データの置き場所に制約がある会社ほど、選択肢になります。

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