カレー店のスマホ順番待ち・予約システム開発
人気カレー店 スパイスカレー店E 様に、スマホ完結の順番待ち・予約システムを開発・納品しました。
課題
- 行列の管理が店頭対応頼みで、調理の手が止まる
- 待ち時間が読めず、途中離脱のお客様が多い
- 雨の日や炎天下で並んで待ってもらうことへの心苦しさ
実施したこと
- スマホから並べる順番待ちと時間指定予約を一つのシステムに統合
- 待ち組数から待ち時間を自動計算し、順番が近づくと画面でお知らせ
- 待ち時間に遊べるオリジナルのミニゲームを内蔵し、待つこと自体を楽しい体験に
- 店舗側は1台のタブレットで呼び出し・スキップ・予約管理まで完結
成果
導入前の状況
スパイスカレー店E様は、開店前から行列ができる人気店です。行列の管理は店頭でスタッフが対応しており、調理中に何度も手を止める必要がありました。お客様側も、あとどれくらい待つのかが分からず途中で離脱してしまうことが多く、雨の日や真夏に屋外で並んでもらうことへの心苦しさもありました。既存の順番待ちサービスも検討されましたが、店の雰囲気に合わせた仕掛けを自由に足せる自社のシステムを希望されました。
システム構成と技術
- お客様向け画面と店舗向けダッシュボードを1つのWebアプリとして構築。フレームワークはNext.js、データベースはクラウド上のPostgreSQLです
- お客様は店頭のQRコードからスマホで受付し、待ち組数から自動計算された待ち時間を確認できます。順番が近づくと画面上でお知らせします
- 時間指定の予約も同じ仕組みに統合し、当日の順番待ちと事前予約を店舗側は1つの一覧で扱えます
- 店舗側はタブレット1台で呼び出し・スキップ・予約管理・臨時休業の切り替えまで完結します
- 臨時休業・定休日・営業終了・受付開始前の状態では、待ち受け画面がミニゲームに切り替わります
- 日次の受付番号の採番や集計は日本時間を基準に統一し、深夜をまたいでも番号がずれない設計です
この案件のように「業務の仕組み」と「お客様が楽しむ仕掛け」を一体で作るケースは、スマホアプリ・Webアプリ開発のページで紹介している進め方が当てはまります。予約や順番待ちを他の業種で検討されている場合は業務システム開発もご覧ください。
開発の進め方
最初に作ったのは受付・呼び出し・予約の基本機能で、ここは店主様に実際の営業で使っていただきながら細かい運用を調整しました。その後、待ち時間を楽しんでもらうためのオリジナルのミニゲーム(テトリス)を追加しています。ゲームのスコアはランキングとして集計し、電話番号と紐づいたコードの発行にも対応しました。
さらに、来店するたびに動物が1種類ずつ集まる「動物図鑑」のスタンプラリーを実装しました。当初は来店順に均等に配られる方式でしたが、実際の来店データを見て、よく来店される方でも未入手の動物が残るようにレア度別の抽選方式へ変更しています。テトリスは月ごとに新しい駒を解禁する時限式のアップデートを行っており、サーバーの再デプロイなしで指定日時に自動で切り替わる仕組みにしました。
変更のたびに、店舗のデモ店舗データを使って実際のブラウザで受付から呼び出しまでを通しで確認し、実店舗のデータに影響を与えない形で検証しています。
運用してわかったこと・今後
導入後、店頭での行列対応はほぼ不要になり、お客様は近くで時間をつぶしながら順番を待てるようになりました。想定していなかった効果として、ゲームやスタンプラリーを目当てに来店するリピーターが生まれています。月次でゲームの内容を更新する運用は、その来店動機を保つための取り組みです。
お客様向けの機能と店舗運営の機能が同じシステムにあるため、「この仕掛けは効いているか」を来店データで確認しながら改善できる点が、自社システムにした大きな利点になっています。
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