読んでもらえない文章を、聞いてもらう

読み飛ばされる説明書きを、
耳に届く形にする。

契約時の注意事項、施設の案内、作業手順。文字で置いておくだけでは読まれません。音声で1項目ずつ読み上げ、確認しながら進める仕組みにすると、説明する側の負担も、聞き逃しも同時に減ります。

契約説明25項目の読み上げ+署名を実装読む速さ4段階を利用者が選択完全オフラインで動作するキオスクそのままA4書面をPDF出力・印刷
承諾事項を1項目ずつ読み上げる確認画面

契約前の注意事項を、営業担当が毎回20分かけて読み上げている。施設の利用案内を、スタッフが同じ内容で1日に何度も説明している。作業手順書は配ってあるが、実際には誰も読んでいない。——こうした「説明する仕事」は、どの会社にも必ずあります。

音声合成(TTS)を使えば、この部分を仕組みに置き換えられます。ただし、単に音声ファイルを流すだけでは意味がありません。1画面に1項目だけ表示し、読み上げが終わってから「確認しました」を押して次へ進む。聞き逃したらもう一度再生できる。読む速さを聞く人が選べる。そこまで作って初めて、「聞いていない」「読んでいない」というトラブルを実際に減らせます。

TIFFINが開発したキオスクアプリでは、キャンピングカー契約時の承諾事項25項目をiPad上で1つずつ読み上げ、確認しながら進み、最後に画面上で署名を受け取って、A4の承諾書として印刷・PDF保存するところまでを1つの流れにしました。展示会場のように通信が不安定な場所でも確実に動くよう、1枚のHTMLファイルで完全にオフライン動作する構成にしています。

説明業務を、音声で自動化する
説明業務を、音声で自動化する

ISSUES

説明業務でよくあること

担当者の負担と、後々のトラブル。どちらも同じ原因から来ています。

毎回20分の説明に人が取られる

契約のたびに担当者が同じ内容を読み上げている。件数が増えるほど営業の時間が削られる。

説明したのに伝わっていない

「聞いていない」「そんな説明は受けていない」というトラブルが後から起きる。記録も残っていない。

説明の内容が人によって違う

ベテランは要点を押さえるが、新人は読み飛ばす。品質が担当者次第になっている。

文字が小さくて読めない

高齢のお客様が書類を読むのに時間がかかる。結局その場で読まずに持ち帰られてしまう。

会場の通信が不安定

展示会や屋外イベントでWebアプリを使おうとすると、通信が切れた瞬間に止まる。

紙の管理が煩雑

署名済みの書類を持ち帰り、スキャンしてファイリングする作業が毎回発生する。

SERVICE

読み上げでできること

「音を出す」だけでなく、業務の流れに組み込むところまで作ります。

01契約説明・重要事項の読み上げ

承諾事項を1項目ずつ読み上げ、確認しながら進みます。最後に署名を受け取り、書面として残します。

  • 1画面1項目・順番に確認
  • もう一度読み上げるボタン
  • 読む速さ4段階の切替
  • 画面上での署名受け取り
02店頭・施設の音声案内

来店・来場者向けの案内を自動で再生します。多言語対応も可能です。

  • 受付・順番待ちの呼び出し
  • 施設内の案内・注意喚起
  • 時間帯によるメッセージ切替
  • 多言語での読み上げ
03作業手順の読み上げ

手が塞がっている現場向けに、手順を音声で進めます。

  • 1手順ずつの読み上げ
  • 音声またはボタンで次へ
  • チェックリストとの連動
  • 記録の自動保存
04書面の自動生成

確認した内容をそのまま書面にします。ここまでやって業務が完結します。

  • A4レイアウトでのPDF生成
  • その場での印刷
  • 署名画像の埋め込み
  • 端末内への保存と一覧
05オフライン動作

通信環境に依存しない構成にできます。展示会・屋外・車内でも確実に動きます。

  • 単一ファイルで完全オフライン動作
  • 端末内蔵の音声合成を使用
  • 通信復旧時にまとめて同期
  • 電源だけあれば動く構成
06アクセシビリティ対応

読むことに負担がある方にも使える形にします。

  • 文字サイズの拡大
  • 高コントラスト表示
  • 読み仮名の個別指定
  • 操作の音声フィードバック

ENGINEERING

開発の中身 — 「聞ける」ようにするための調整

読み上げは、再生ボタンを付ければ終わりではありません。実際に聞いてもらうための調整が必要です。

読み上げる原稿 契約時の承諾事項注意事項・免責の説明呼び出し・案内アナウンス手順書・チェックリスト 読み上げエンジン 端末内蔵の音声合成日本語音声の自動選択読む速さ 4段階読み仮名の個別指定 1項目ずつ確認 1画面に1項目だけ表示聞き終えてから「次へ」もう一度読み上げ可能残り件数を常に表示 記録に残す その場で署名A4書面をPDF出力印刷してお渡し端末内に保存 通信が切れても動くよう、読み上げも画面も端末内で完結する構成にできます(オフライン運用)。 「聞いていない」「読んでいない」を防ぎつつ、説明する側の負担も減らします。
原稿 → 読み上げ → 1項目ずつ確認 → 記録。説明業務の一連の流れをそのまま置き換えます。

実装で押さえていること

  1. 日本語音声を自動で選ぶ

    端末に入っている音声は機種やOSによって異なります。利用可能な音声の一覧から日本語音声を自動選択し、なければ代替を使う処理を入れます。ここを実装しないと、機種によって英語読みになったり無音になったりします。

  2. 読む速さを聞く人が選ぶ

    標準の速度は、高齢の方には速すぎ、慣れた人には遅すぎます。「ゆっくり/標準/速め/とても速い」の4段階を画面上で切り替えられるようにし、その場で反映されるようにしています。倍率は0.5〜2.0の範囲で制御します。

  3. 1画面に1項目だけ置く

    複数項目をスクロールで表示すると、読み上げと視線が合わなくなります。1画面1項目に絞り、読み終わってから「確認しました 次へ」を押す形にすることで、確認したという事実が積み上がります。残り件数を常に表示して、終わりが見えるようにします。

  4. iOSの音声再生制限に対応する

    iPhone・iPadでは、ユーザー操作を伴わない自動再生が制限されます。最初のタップ時に無音の発話を1度流して音声機能を有効化しておく、という実装を入れておかないと、2画面目以降で急に喋らなくなります。実機で必ず確認する項目です。

  5. 読み間違いを個別に直す

    固有名詞や専門用語は誤読されます。読み仮名を個別に指定できる辞書を持たせ、車種名・部品名・地名などを正しく読ませます。運用開始後に追加できる形にしておきます。

  6. 確認の記録を残す

    いつ、誰が、どの項目を確認したか。署名とあわせて記録し、A4の書面として出力します。読み上げの目的は「説明した」という記録を確実に残すことでもあります。

技術スタックと構成

読み上げ端末内蔵の音声合成(Web Speech API / SpeechSynthesis)を基本とし、追加費用も通信も不要な構成にします。より自然な音声が必要な場合はクラウドTTSの利用も可能です。
端末iPad/Androidタブレット/PC。展示会向けの大型タッチパネルにも対応します。
オフライン単一HTMLファイルによる完全オフライン動作、または Service Worker による資産キャッシュ。
署名キャンバスへの手書き入力、画像としての保存、書面への埋め込み。
出力A4レイアウトのPDF生成、その場での印刷、端末内保存と一覧表示。
連携業務システムへの確認記録の登録、担当者へのメール送付、クラウドへの保管。

読み上げる原稿(Word・PDF・紙のいずれでも)をお預かりできれば、そのまま項目に分解して実装します。原稿の整理からご相談いただけます。

WORKS

開発した読み上げシステム

実際に契約の現場で使われているものです。

承諾事項を読み上げる確認画面
契約説明の自動化契約時の承諾事項25項目を、iPadが読み上げて署名まで

1画面に1項目だけを表示し、音声で読み上げます。聞き逃したら「もう一度読み上げる」、速さは4段階から選択。25項目をすべて確認したあとに画面上で署名いただき、A4の承諾書として印刷・PDF保存します。展示会場でも確実に動くよう、完全オフラインで動作します。

構成 単一HTMLファイル・通信不要・iPad運用
出力 A4承諾書の印刷/PDF保存/端末内一覧
展示会タッチパネル
展示・案内展示会場のタッチパネルとの組み合わせ

来場者が自分で操作する展示パネルと、契約説明のキオスクを同じ会場で運用しています。どちらも通信環境に依存しない設計とし、会期中にスタッフが対応しなくても動き続けることを重視しています。

運用 会期中の無人運用を前提に設計
復帰 無操作が続いたら初期画面へ自動復帰

導入事例の一覧を見る →

FLOW

ご相談から運用開始までの流れ

最初のご相談から納品後の改修まで、同じ担当が一貫して伴走します。

1
原稿の確認

読み上げたい内容(契約書、案内文、手順書)をお預かりします。紙・Word・PDFいずれでも構いません。

2
項目への分解

1画面に1項目となるよう分解し、読み上げたときに意味が通る単位に整えます。

3
端末と運用の設計

どの端末で、誰が操作し、通信環境はどうか。オフライン動作の要否をここで決めます。

4
実装・実機確認

実際の端末で読み上げの速さ、音量、聞き取りやすさを確認します。読み間違いはここで辞書に登録します。

5
現場でのテスト

実際の店舗・会場で試します。周囲の騒音、画面の見え方など、机上では分からない点を確認します。

6
運用・更新

原稿の変更があれば更新します。管理画面から文言を編集できる形にすることも可能です。

PRICE

費用の考え方

項目数と端末構成で変わります。

単機能キオスク

50万円

読み上げ+確認+署名+印刷までの単一端末向けアプリ。オフライン動作を含みます。

複数端末・管理付き

120万円

複数台での運用、記録のクラウド保管、管理画面からの文言更新を含む構成。

業務システム連携

180万円

契約・顧客システムと連携し、確認記録を自動登録する構成。多言語対応を含む場合も。

※ 端末(iPad等)は別途ご用意いただくか、選定からご相談いただけます。端末内蔵の音声合成を使う構成では、読み上げの利用料はかかりません。

FAQ

よくあるご質問

ここに載っていないことも、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

音声はどのくらい自然ですか?

端末内蔵の音声合成を使う構成では、iPadやPCに搭載されている日本語音声で読み上げます。近年の端末では十分に聞き取りやすい品質です。より自然な音声が必要な場合はクラウドTTSも選択できますが、通信と利用料が必要になります。

固有名詞を正しく読ませられますか?

読み仮名の辞書を持たせて対応します。車種名、部品名、地名などを登録でき、運用開始後の追加も可能です。

通信が使えない場所でも動きますか?

動きます。単一のHTMLファイルで完全にオフライン動作する構成の実績があります。展示会場や屋外での運用を前提に設計できます。

署名は法的に有効ですか?

電子署名の法的な有効性については、用途と契約形態によって扱いが変わります。当社は「確認した事実と署名を記録し、書面として出力する」仕組みを提供します。法的な要件については、必要に応じて専門家とあわせてご検討ください。

説明内容が変わったら更新できますか?

可能です。文言を管理画面から編集できる構成にすることもできますし、更新のたびに当社で対応することもできます。

多言語に対応できますか?

対応できます。表示と読み上げの両方を言語ごとに切り替える構成にできます。

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ひとつの案件で複数の領域にまたがる場合も、窓口はひとつのままご相談いただけます。

ENGINEERING

開発の中身 — 読み方の指定を作り込む

合成音声の品質は声の自然さより、「固有名詞と数字を正しく読めるか」で評価されます。

用意するもの読み上げたい原稿商品説明・契約条項固有名詞の読み方想定する利用シーン必要な言語・話速原稿の整形読みやすい単位に分割読み方の辞書を作成音声合成声質・速度・間を調整1項目ずつ確認できる形に端末への配信キオスク・タブレットで再生オフラインでも動作署名・記録と連動成果 — 現場で起きること聞き取りにくい箇所を調整 → 説明の品質が担当者によらず揃う
契約の説明や案内など、毎回同じことを話す業務ほど効果が出ます。読み上げと記録をつなげば確認の証跡も残ります。

読み上げたい原稿はありますか

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