公立大学の産学連携144社紹介タッチパネル開発
公立大学D様の産学連携展示向けに、連携企業144社を紹介するタッチパネルシステムを開発・納品しました。
課題
- オープンキャンパスで144社の連携企業を紹介しきれない
- 紙のパンフレットでは来場者が目当ての企業にたどり着けない
- 展示会ごとの内容更新に手間がかかる
実施したこと
- 業種・地域・キーワードから5タップ以内で目的の企業に到達できる検索UIを設計
- CSVから企業データを一括更新できる仕組みで、展示内容の差し替えを数分に短縮
- 大型タッチパネルでの操作を前提に、文字サイズ・タップ領域を最適化
成果
導入前の状況
公立大学D様は、地域の企業と連携した実践的な教育に力を入れており、連携先は144社にのぼります。オープンキャンパスや学園祭では、この連携企業を来場者に紹介する展示が行われますが、紙のパンフレットでは144社を並べきれず、来場者は目当ての企業にたどり着けません。展示会ごとに掲載内容を更新する作業にも手間がかかっていました。
当社は以前、キャンピングカービルダー向けに展示会用のタッチパネルを開発していました(導入事例)。そのデザインと操作の考え方を土台に、産学連携の展示向けに作り直したのが本システムです。
システム構成と技術
- 表示装置は縦置きの大型4Kタッチパネル(3840×2160)で、来場者が立ったまま操作する前提で文字サイズとタップ領域を設計しました
- アプリは純粋な静的サイトとして構築し、Service Workerでオフライン動作に対応。会場のネットワークが不安定でも展示が止まりません
- 企業データは1つのCSVファイルで管理し、そこから画面用のデータを生成します。CSVを直して再生成するだけで展示内容を差し替えられます
- 1社につき1ページを用意し、企業名・所在地・対象学年のタイル・写真・連携内容・FAQを表示します
- 企業ピッカーは、エリア(三条・燕・長岡・新潟・その他)で絞り込んでから企業を選ぶ構成で、どの企業にも5タップ以内で到達できます
- FAQは各社の情報から自動生成し、回答を表示してから一定時間で自動的に元の画面へ戻ります。操作を途中でやめた来場者がいても、次の人が最初から使えます
- スタッフ用に、画面の特定箇所を連続タップすると企業検索画面が開く隠し導線を用意しました
展示会や施設向けのタッチパネルは、業務システム開発の一分野として対応しています。Webサイトとしての見せ方はホームページ制作のページもご参考ください。
開発の進め方
最初に、大学側から提供された企業一覧のCSVを取り込み、144社分のページが自動で生成されることを確認しました。企業写真は用意でき次第差し替えられるよう、写真がない企業には「写真準備中」の表示が出る仕様にしています。
操作設計では「迷ったら戻れる」ことを重視し、企業ページからの戻り導線、FAQ回答後の自動復帰、企業ピッカーの呼び出し方法を実際のパネルサイズで検証しました。展示中にスタッフが企業を探して案内できるよう、検索画面も別途用意しています。
更新の運用は、CSVの修正と画面データの再生成、キャッシュのバージョン更新の3ステップに整理し、手順書として引き継いでいます。
運用してわかったこと・今後
来場者が自分の興味に合わせて企業を探せるようになり、展示ブースでの滞在時間が延びました。オープンキャンパスだけでなく、学園祭や説明会でも同じパネルが活用されています。
CSV1枚で内容を差し替えられる設計のおかげで、連携企業が増減しても当社への依頼なしに大学側で更新できています。今後は企業ごとの写真の充実と、来場者がどの企業を多く見たかの集計表示を検討しています。
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